あったかい日

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2010/12/26

ちょっとそこまで・・・

自宅から1分くらのところのお友達んちへ♪
この中では一番おにぃちゃんの奏祐。
そして一番こぶりちゃん♪
一番の年下くんは、サイズ80を着こなすBIG BABY☆
年下からお下がりもらえちゃいそうだ♪
うっしっし(^^)v


先日、クリスマスを目前に出産した病院の小児科へ。

「7カ月検診」という体で、久しぶりの診察。

本来ならコンスタントに大きな病院と月交代で通うはずだったのだけど、
心臓の問題が見つかってしまって、そのバランスが崩れたので、
先生も心配してくださっていたよう。

「会いたいし☆7カ月検診しない?」と声をかけてくださった。

親友のお母さんにお迎えに来てもらって病院について
少し待ったところで先生登場♪

久しぶりのBIG SMILE:-)
たまらん安心感。

先生ってすごいね。

先生のオーラひとつ、言葉尻ひとつで、威嚇してるみたいにはりつめた空気を
作り出せたり、びっくりするくらいの安心感を与えられたり・・・

この先生はいつだって安心感を与えてくれる。

産まれたての奏祐を縦に抱いて、私に
「僕はね、ぜったいに幸せになってほしいの♪」
といった先生の心配そうな顔を思い出した。
そしてそのあとすぐに私と話して笑顔になってくれた先生の顔も。


心臓の事。
見つかった経緯からカテーテル検査、そして手術に至るまで
詳細をカルテに聞き取って記入。

ひとしきり診察して奏祐の元気っぷりにニコニコしたそのあと、、、
私の眼を真剣にみつめて

「ほんとによかった・・・」

先生の、心からのその言葉に、集約されたいろんな感情がうずまいて
たまらずこみあげてきた。
海の中で目を開けたみたい。
前に居る先生がぼやーんと見えてしまう。

それをきっかけにまるで同窓会のような会話に・・・

「あの時あんな話したね☆」
「おかーさんあんなこと言ってたよね☆」
「だって先生あんなんいうんだもん☆」
「そうだったっけ???」

とかなんとか・・・

それに、近況や過去の事。。。

先生がNICUにいらした頃、
もつ患者さん患者さん、みんなが離散していったことがあったそう。
さすがのパワフルニコニコさんの先生も
落ち込み涙したことがあったとか・・・

赤ちゃんが未熟児だからだとか、障害をもっているからだとか、
色々な理由で家族が崩壊。

そしてそのたびに責任を問われるのは、
お腹に持っていた母親。

その現実がかなしすぎて、悩み倒したことがあったそう。

だからか・・・

「幸せになってほしい」

ぎゅっと小さくてやわらかな奏祐を抱きしめてそう言った先生のまなざしが、
どうしてそんなにも深い愛情に満ちていたのか・・・
小児科医としての気持ちだけじゃないその人間的な部分。。。
その理由を知れた気がした。

障害にも色々あるし、病気だって色々。
それに、考え方も色々。
「受容」にたどり着くまでの距離や道のりだって様々。。。
最初からの人もいれば、沢山の想いにぶつかって乗り越えなくちゃならない人もいる。

だけど・・・
離散はかなしすぎる。

赤ちゃんが大きくなった時・・・
自分のせいだと思ってしまわないか、他人事なのにものすごく心配な気持ちになった。

英才教育だとかなんだとか色々言う世の中だけど、
一番大事なこと、もっとしっかりかみしめなくちゃと思う。

私も新米。
わからないことだらけ・・・
だけど・・・
これだけは言える。

出産という素晴らしい出会いを経験することが出来て、
小さくてたくましい命を抱きしめることが出来たのなら、
ただしっかりと抱きしめて、愛してると言いたい。

すべてはそこから始まるんだと思う。
そして、そこに詰め込まれてるんだと思う。

クリスマスの日。
家族と過ごせるすばらしさを、
大切な人と過ごせる幸せを、
しっかりとかみしめる日となりました☆

近頃のトナカイさん

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2010/12/20

そろそろそんな季節☆
近頃うちではトナカイさんが・・・

はい☆
奏祐さんです♪


ちょっとぷっくりしたと思いませんか?
それもそのはず、先日の検診では約6kgでした!
術後減量させられ4500gまで落とされた体重。
計算してみると、1日だいたい36g平均で増えています(^^)

新生児みたい☆
嬉しい限りです(^^)v
順調に快復している証拠☆
先生からのおすみつきも頂いて、薬も少し減りました♪

さてさて、
それは日曜日のこと。

在住の地域にあるダウン症親子会が開いているクリスマスパーティーを
見学しに行ってきました☆


ご近所のご家族と2家族で一緒に見学するつもりが、
お友達たちはお風邪をひいてしまって、お熱中(TT)

代表で私たちだけで行かせてもらうことになりました♪


家族で会場に行くと、そこは市の施設でエレベーターなーしっ(><)
がーん(^^;)
ま、とりあえず運びますか♪
3Fまでえっちらおっちらとベビーカーを持って上がって、
期待に胸を膨らませつつも、ちょっと緊張しながらたどり着き、
ドアを開くと・・・


あっ☆
なんやろこの雰囲気・・・
ドアを開けて空気がふわっと動くのと同じタイミングで、
やさしぃ温度がふわっとほほをかすめたような気がしました☆

と、同時に・・・
気付いちゃった(^^;)
1000分の1とかなんとか言われている奇跡の子たちなのに、
同じ市内で今日参加出来た人たちだけでもこんなに☆
奇跡がいーーーーーーーーっぱい☆wow
こんなにも生命力にあふれた奇跡の子たちが集まって、
こんなにも暖かい温度の会で
こんなにもみんなが笑顔で・・・
多分、世間一般で言われるどこよりも、今一番ここが
"パワースポット"

ささやかな、手作りのとってもあたたかい会☆
小さい赤ちゃんから大きな青年に成長された方、
ダウン症のお子さんたちだけでなく、親御さんやご家族、健常者の方々。
沢山の方が集まっていらっしゃいました。

頭の回転がとっても早くて、漫才師みたいにおもしろーい女の子ちゃんがいたり、
まつ毛がすだれになっちゃわない?ってくらいチャーミングな女の子ちゃんがいたり、
とっても礼儀正しく挨拶してくれる男の子がいたり、
背中にそっと手をあててやさしく微笑みかけてくれる男の子がいたり、、、
ここに書いたらスクロール機能爆発しちゃうくらい、
ほんっとに個性さまざま、素敵な出逢いがありました。


奏祐さんは、おにぃちゃんやおねぇちゃんによしよしをいっぱいしてもらって、
大満足でした♪
ま、途中睡眠を害されておお泣きしてはりましたけど(^^;)


来年、1月にさっそく月に一度の茶話会が開かれるとのこと。
早くその日にならないかな・・・


見学だけのつもりでいったのに、しっかりとケーキまでよばれて、
少しの時間だったのに、とっても楽しませていただきました♪

奏祐のおかげで、私たちはとってもいい出会いを経験できました☆
それに。。。ケーキ2つも頂けちゃったし♪

ありがとう奏祐♪

人体は液晶?!

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2010/12/06

天気がいいのでお買いもの。
ちょっとそこのライフまで・・・

新生児のように頻繁に飲んじゃぁ寝るというスタイルは
相変わらずなものの・・・
だんだんと落ち着きを取り戻し、
ニコニコにとどまらず、爆笑連発の日も
増えてきました☆
きちんと寝ていない私はふらふらとよれよれとしておりますが、
爆笑を引き出すためなら体を張って踊ります♪
最近のおきにいりは、森三中黒沢のシェイキングバディーおどりです。
あの、さわさわさわっとした微妙な動き。
赤ちゃんにも大ウケです(^^)v


先日の外科外来での事。

奏祐の傷の具合はとっても良好とのことだったのですが、
そこでまた例の先生からエピソードをうかがいました。

先生・・・
きっと色々知ってることお話したくてウズウズしてるんですね♪
聞きたい私はもっとワクワク♪
冷静に聞くとこわーいお話なんですけど、
人体の不思議について、めったに聞けないお話が聞けるもんだから、
その先生に会える日はワクワクです。

奏祐の傷は、胸の真ん中にすーっと縦長。
内側をまつるように?縫っていて、
外側に糸が出ていることはありません。
いわゆる・・・
昔ながらのフランケンシュタイン状態ではないということです。
だから抜糸の必要もノンノン♪
負担が減って傷の治りの早さや美しさは増す!ということです。

なんですが・・・
たまに内側で縫っている糸がぴょこんと閉じたはずの傷口から
お顔をのぞかせることがあるそうです。

ひっぱってちょきんっと切ってしまえば「はい、完了♪」なんだそう。

これは、体が異物を外に出そうとすることでよく起こることなんだそうです。

糸が外に飛び出ちゃうくらいのことはよくあること・・・

とはいえ、私たち素人にとってはとってもびっくりなお話。

なのに・・・

世界でたった一例だけ、
奏祐と同じように心臓のど真ん中の穴を塞いだときに使った
「パッチ」(布のようなもの)が傷口から飛び出てきた方がいらっしゃるそうです。

初めてそのお話を聞いた時、
私のつぶらなおめめは倍ぐらいのおっきさになっていたでしょう(^^)

おっきく開いた穴を布と糸で塞いで、自分の肉がきっちりと巻いた後、
体にとってはその布は必要のないもの。
「いーらないっ!」
と思った体が外へ外へと導いたのでしょう。

びっくりしますよね?

外の傷口に到達するには、ものっすごい旅をしなければいけないんです。

心臓のど真ん中から体の外へ・・・

どこをどうやってとおってきたか、誰にもわからないそうです。

同じ要領で・・・

ペースメーカーを入れた方の体が、
「このペースメーカー私の体にはちょっとあわないのよね・・・」
なんてことで、胃袋の中に押し出しちゃったり・・・
胃酸でまっくろけになったペースメーカーは結局交換(TT)
シリコンできっちりとまいて、アレルギー反応が無いようにしてから
再手術となったそうです(><)

これもとってもとってもまれな話。
通常そういうことはなかなか起こらないので、先生たちもドびっくりです。

でも、体はとっても賢いので、自分にとっていやなものや必要のないものは
自分の力でなんとかして排除しようとするのですね♪

その作用がよく働くときもあれば、あかんやんっ?!というときも
もちろんあるでしょう・・・
でも、自分の体なのに、自分の意志とは違うところできっちりと働いているんです。


それに・・・
人体は個体?にみえて液晶?なんだそうです。

先生がおっしゃっていました。
「もし、先生が私を人差し指で1000年くらいずーっとおしてたら・・・
指は貫通する」
んだそうです。

ならばっ?!
間髪いれずに質問しました。

「インドとかでよく、おへそから指つっこんで病気治すやつっ!あれほんまですかっ?!」

「いやいや・・・あれは何ぼ何でもマジックでしょう・・・」

・・・あっ・・・
それはちがうのね(^^;

わかったようなわからないような・・・
とっても難しいお話ですが、
きっとそういうことんでしょう(^^)v


それでは、本日の人体の不思議ストーリーはこれにて終了です♪
ちゃんちゃんっ☆